イタリア出身。トレヴィーゾ(イタリア)とケルン(ドイツ)のアートスクールを卒業。カルロ・スカルパ(Carlo Scarpa、1906年6月2日 - 1978年11月28日)の啓蒙を受けたジャコメル氏は、1972年にスイスのチューリッヒ州で工房を開いた。ジャコメル氏はステンドグラスを作る伝統的な職人技をベースにしてアートを制作する。表現したい作品をより近づけるため、 アートワークの制作プロセスはすべて彼自信で 行う。コンセプトとデザインを完璧に結合することにより他のアーティストと一線を画した。
ジャコメル氏のインスピレーションは、色調の対比と自然環境から作られるシンプルな世界観から来ている。直感的な感情を金属とガラスで形にし、抽象 的なコンセプトに命を与え、現実世界を超越して 心を刺激する。彼のキャリアのハイライトは、スイスで最も有名な巡礼地アインジーデルン修道院(Einsiedeln Abbey)の本殿にある数多くの祭壇画である。他にも様々なプライベートコレクションや公共施設に作品が置かれている。
この度製作したkakejiku artは彼自身が直島(日本)に訪れた経験と日本に対するイメージをベースにして制作した作品である。